「着ていることを忘れる」
春の天気は、気まぐれだ。
猫に似ている、という言い方もできる。
ただ、猫と違って扱い方は覚えられない。
実家で猫を2匹飼っているけれど、空模様だけはどうにもならない。
昼の暖かさに油断して薄着で出ると、夜は普通に冷える。
晴れていたと思ったら、いつの間にか降っている。
そういうことが何度もある。
地元では4月に桜祭りがある。けれど、決まって雨が降る。
さっきまで満開だった桜が、あっけなく散っていくのを何度も見てきた。
でも、嘆くことはない。
必要なのは、そんな変化をさらりと受け流せる、賢い一着だ。
春のあやふやな気温さえ、心地よさに変えてくれる。
これは雨具じゃない。
春を遊び尽くすための、最強の「日常着」だ。
独断と偏見の「ここを見ろ」
とにかく、軽い。
玄関を出た瞬間、「あれ、裸じゃないか」と自分を疑うレベルだ。
生地は、格子状に編み込まれたリップストップ。
引き裂きに強いし、急な雨もさらりと弾いてくれる。
脱いでも荷物にならないパッカブル仕様。
もはや服というより、鞄に忍ばせておく「お守り」に近い。
この精神的優位性が、大人の余裕を作る。
裾に仕込まれたドローコードは、シルエットを作るためのツールだ。
思いのままギュッと絞り、着丈を短く調整してみてほしい。
そこで生まれる立体的な膨らみと、裾からインナーのTシャツを数センチ覗かせるバランス。
服に着られるな、自分で形を作れ。
天気がどうあれ、カッコいい服を着ていたい。
そんなワガママな願いを叶えるのが、この一着。
バッグに丸めて放り込んでおけば、夜風の冷たさも、急な雨さえも怖くない。
春を賢く遊ぶための、必須道具である。
1997年8月4日生まれ、千葉県松戸市出身。EC担当。
10代からアパレルで働き、販売員からEC担当に。
休日は一日中FPSゲームをするのが趣味。